2010年12月30日木曜日

iscsi ターゲットの構築

Cです。

今日はIP-SAN!

CentOS5.5でiscsiストレージサーバを構築する。
パッケージとかは一切選ばずに、デフォルトで選択しているのも全部はずそう。
Ethernetインターフェイスは無効にしとこう。

パーティション割合は、今回はsystemvgとdatavgの2つに論理パーティションを分ける。
systemvgには通常のファイルツリーを入れdatavgはストレージとして外部サーバに提供するパーティションとする。

インストールが終了したら、不要サービス停止をしよう。 → 不要サービス停止

ここからがようやくiSCSIの領域。

scsi-targetのインストール
#yum install scsi-target-utils

tgtdの起動と自動起動設定
#/etc/init.d/tgtd start
#chkconfig tgtd on | chkconfig --list | grep tgtd

iscsiターゲットの作成
ホストアダプタ(ターゲット)を作る LUN0(コントローラ)を作る
#tgtadm --lld iscsi --op new --mode target --tid 1 --targetname iqn.2011-01.storage01:testdevs

実際の公開デバイスを登録する (/dev/sdb1 を LUN1として設定)
#tgtadm -lld iscsi --op new --mode logicalunit --tid 1 --lun 1 --backing-store /dev/sdb1

ACL設定(どのホストから参照させるか)
#tgtadm --lld iscsi --op bind --mode target --tid 1 --initiator-address 192.168.1.0/24

設定確認
#tgtadm --lld iscsi --mode target --op show

あと忘れずにFWの設定をしよう、
tgtdは「tcp:3260」を使っているのでiptableで開いてあげよう。

これで取り合えずターゲットの設定は出来ている。

別ホストから参照させてみよう。

scsi-initiatorのインストール
#yum install iscsi-initiator-utils

iscsiの起動と自動起動設定
#/etc/init.d/iscsi start
#chkconfig iscsi on | chkconfig --list | grep iscsi

ターゲットLUNを検索する(ip address は読み替えて)
#iscsiadm --mode discovery --type sendtargets --portal 192.168.1.150:3260,1 iqn.2011-01.storage01.testdev

LUNに接続
# iscsiadm --mode node --targetname iqn.2011-01.storage01.testdevs --login

デバイスを認識したか確認
# iscsiadm -m session
# cat /proc/partitions
# fdisk -l

以上でターゲットをイニシエータから利用できる状態なんだけど、
この状態でターゲットを再起動すると設定が全て消えます!
実際に使う場合には恒久的に設定しよう。

次回はターゲットの恒久設定、おたのしみに。

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