2011年12月25日日曜日

apt-get aptitude の違い

Cです。

apt-get と aptitude の違いについて。

今までは違いがわからず、apt-getに統一して使っていた。
違いを調べてみた。

まずAdvanced Packaging Tool(APT)というパッケージ管理のライブラリを
debian系は採用して導入している。
そのAPTライブラリに付属しているコマンドが「apt-get」

そして対話形式のユーザインターフェイスを備えたものが「aptitude」みたい。
「aptitude」のパッケージの検索機能とかがかなり強力みたいだ。

でも使わないかな。必要な場面が出てきたら使ってみよう。

ちなみにlenny以降はapt-getとaptitudeを混在して使っても大丈夫みたい。

以上、

2011年12月24日土曜日

DHCP と DHCPサーバ について

Cです。

今日はDHCPについてメモッておく。(RFC2131、RFC2132)

TCP/IPの世界の常識として、データ転送には4つのアドレスが必要だ。

 1、Destination MAC Address
 2、Destination IP Address
 3、Source MAC Address
 4、Source IP Address

L2の送信元と宛先、L3の送信元と宛先。これがわからなきゃ通信ができない。

■ DHCPの適当な説明
OSは送信元のアドレスはどうやって知るのか。

まずは「Source MAC Address」
これは簡単、NICを取り付けた段階でOSはそのInterfaceのMAC Addressを知ることができる。

ここではどうでもいいけど。macchengerの回でやったようにOSに渡すときに独自に指定したMAC Addressを渡してやることも可能。(セキュリティ方面から考える場合これは頭に常においておくべき)

次に知らなきゃいけないアドレスは「Source IP Address」
これには2種類の知り方がある。

1つ目は、Staticに設定していく方法。
大規模なネットワークではクライアント台数が1000台以上のとこなんかいっぱいあるし、
そんな作業していられないでしょう。

2つ目は、Dynamicな設定方法。
これはDHCPサーバと通信を行い自動的に設定する方法。
図にするとこんなんかな。



DHCPサーバのいるネットワークで、DHCPクライアントを実行したらIPアドレスが割り当てられる。
これだけ、以上。



ではない。

おかしいです。
通信には4つのアドレスが必要なのに、
その1つの「Source IP Address」を手に入れるために
DHCPサーバと「通信」して割り当ててもらう。
おかしいです。

■DHCPの動作

1、DHCPクライアントはこんなパケットを送信。
  DHCPDISCOVERだ。

 Destination IP : 255.255.255.255 Source IP : 0.0.0.0
 Destination MAC : FF-FF-FF-FF-FF-FF Source MAC : クライアントMAC
 Destination Port : 67 Source Port : 68

 宛先はわからないので、ブロードキャスト。
 自分のMACアドレスだけはわかっている。

2、DHCPDISCOVERを受け取ったDHCPサーバはこんなパケットを送信。
  DHCPOFFERだ

 Destination IP : 255.255.255.255 Source IP : DHCPサーバのIP
 Destination MAC : FF-FF-FF-FF-FF-FF Source MAC : DHCPサーバのMAC
 Destination Port : 67 Source Port : 68

 このパケットの中身(DHCPメッセージの部分)に
 DHCPサーバがクライアントに割り当てるIPが入っている。
 この時点ではまだ割り当てはしない。

3、OOFFERを受け取ったクライアントはこんなパケットを送信。
  DHCPREQUESTだ。正式な要求だ。

 Destination IP : 255.255.255.255 Source IP : 0.0.0.0
 Destination MAC : FF-FF-FF-FF-FF-FF Source MAC : クライアントMAC
 Destination Port : 67 Source Port : 68

 このパケットのDHCPメッセージの中には
 DHCPサーバに要求するIPアドレス(DHCPOFFERに入ってたIP)が入ってる。

4、DHCPREQUESTを受け取ったDHCPサーバはこんなパケットを送信。

 Destination IP : 255.255.255.255 Source IP : DHCPサーバのIP
 Destination MAC : FF-FF-FF-FF-FF-FF Source MAC : DHCPサーバのMAC
 Destination Port : 67 Source Port : 68

 DHCPメッセージの中にはクライアントに設定するIPアドレスと一緒に、
 オプション設定のサブネットマスクとかgwなんかも入っている。
 DHCPACKだ

5、DHCPACKをクライアントが受け取った段階で、
  やっとクライアントPCのインターフェイスにIPが割り当てられる。

IPアドレスが割り当てられるまで常にブロードキャスト通信を使って通信をする。
L2設計をしっかりしないと、盗聴の危険もあるので注意しよう。

以上、次はDHCPサーバ構築しよう。